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【おすすめ】ギレルモ・デル・トロ監督が選ぶ!『オールタイム・ベスト』10作品

ギレルモ・デル・トロ監督が選んだ10作品
【“Sight&Sound”誌/2012年】

映画監督のギレルモ・デル・トロという男

*代表作

①『フランケンシュタイン』
“Frankenstein”(1931/米)

ジェームズ・ホエール監督のフランケンシュタインという映画

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監督:ジェームズ・ホエール

1931年に『魔人ドラキュラ』を大ヒットさせたユニバーサルは、ホラー映画第2弾としてメアリー・シェリーによるゴシック小説の名作『フランケンシュタイン』の映画化し、スローテンポが特徴だった『魔人ドラキュラ』とは対称的に、スリリングな展開を持つ傑作との評価を受け、前作を上回る世界的大ヒットを記録した。

②『フリークス』
“Freaks”(1932/米)

トッド・ブラウニング監督のフリークスという映画

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監督:トッド・ブラウニング

旅回りの見世物小屋が舞台、出演者は実際の見世物小屋のスター、デイジー&ヴァイオレット・ヒルトン姉妹などの本物の奇形者や障害者。公開当時は世間に大変なショックを与え、ブラウニングは本作以降の仕事に恵まれず、彼のキャリアを閉ざすものとなってしまった。
イギリスでは公開から30年の間、公開禁止となっていた。アメリカでは1994年にアメリカ国立フィルム登録簿に登録され、アメリカのフィルム遺産としてアメリカ議会図書館に保存されている。

③『疑惑の影』
“Shadow Of A Doubt”(1943/米)

アルフレッド・ヒッチコック監督の疑惑の影という映画

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監督:アルフレッド・ヒッチコック

平凡に暮らすチャーリーは、突然やって来た叔父に秘密の匂いを嗅ぎとる。やがて二人の探偵が現れ、チャーリーは叔父に未亡人殺しの疑いがかかっている事を知る。平凡な日常生活の中でチャーリーひとりが、叔父が殺人犯かどうかの疑惑にさいなまれるという2人の心理を巧みに描写するサスペンス。

④『グリード』
“Greed”(1925/米)

エーリッヒ・フォン・シュトロハイム監督のグリードという映画

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監督:エーリッヒ・フォン・シュトロハイム

フランク・ノリス作の有名な小説『マックティーグ』を映画化したもの。

⑤『モダン・タイムス』
“Modern Times”(1936/米)

チャーリー・チャップリン監督のモダン・タイムスという映画

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監督:チャーリー・チャップリン

資本主義社会や機械文明を痛烈に風刺した作品で、労働者の個人の尊厳が失われ、機械の一部分のようになっている世の中を笑いで表現している。チャーリー・チャップリン自ら脚本を書き監督制作したもので、作曲も自らしている。カメラは専属のローランド・トセローと「偽者紳士」のアイラ・モーガンが協力、チャーリー・チャップリンは物言わず、歌を歌うのみで、他の台詞も音響効果的に使われる。

⑥『美女と野獣』
“La Belle Et La Bete”(1946/仏)

ジャン・コクトー監督の美女と野獣という映画

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監督:ジャン・コクトー

題材は18世紀のおとぎばなしであり、監督は巻頭タイトルに自筆で「世界は今あらゆるものを破壊し去ろうと熱中しているが、おとぎばなしが天国へ寝そべったまま連れて行ってくれたあの少年時代の信頼感と素直さとを取りもどしたい」という意味のことを述べている

⑦『グッドフェローズ』
“Goodfellas”(1990/米)

マーティン・スコセッシ監督のグッドフェローズという映画

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監督:マーティン・スコセッシ

🏆受賞歴

第63回アカデミー賞:助演男優賞
第47回ヴェネツィア映画祭:銀獅子賞(監督賞)

当時のヒットナンバーが掛かり、主人公のモノローグがカットバックしながら素早くシーンを次々とつなぐスコセッシ監督独特のカットが炸裂。主人公レイ・リオッタを中心に仲間のジョー・ペシ、ボスのポール・ソルヴィノ、兄貴分ロバート・デ・ニーロが脇を固め、実在の人物をモデルに「グッドフェローズ」と呼ばれるギャングたちの生き様と少年の頃からギャングに憧れ、その仲間入りを果たした一人の男の半生を通してマフィアの実態を描く。

⑧『忘れられた人々』
“Los Olvidados”(1950/墨)

ルイス・ブニュエル監督の忘れられた人々という映画

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監督:ルイス・ブニュエル

🏆受賞歴

1951年第4回カンヌ国際映画祭監督賞

「アンダルシアの犬」など前衛映画作家として知られたルイス・ブニュエルが1950年に監督したメキシコ映画。
全世界で、悪に染まった少年たちの生態を描き冷徹にメキシコシティのスラムの現状が語られる

⑨『吸血鬼ノスフェラトゥ』
“Nosferatu”(1922/独)

F・W・ムルナウ監督の吸血鬼ノスフェラトゥという映画

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監督:F・W・ムルナウ

1922年に作成されたドイツ表現主義映画でドラキュラを扱ったホラー映画の元祖として知られる。
ちなみに西ヨーロッパの人々に、ヴァンパイアは病気を運んでくるものと見なされていた。

⑩『8 1/2』
“8 1/2”(1963/伊)

フェデリコ・フェリーニ監督の8 1/2という映画

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監督:フェデリコ・フェリーニ

🏆受賞歴

第36回アカデミー賞:外国語映画賞&衣裳デザイン賞

現実と妄想と回想が境目なく入り乱れる映画、創造を仕事にする主人公の想像(妄想)が意識の流れのままに映像化される映画の原型。