【おすすめ】ピーター・グリーナウェイ監督が選ぶ!『オールタイム・ベスト』10作品
- ピーター・グリーナウェイ監督が選んだ10作品【BRUTUSCINEMA/'98年5月】
- *代表作
- 受賞歴
- ①『去年マリエンバートで』“L'ANNÉE DERNIÈRE À MARIENBAD”(1961/仏)
- ②『勝手にしやがれ』“À bout de souffle”(1959/仏)
- ③『夜』“La notte”(1961/伊)
- ④『ゲームの規則』“La Regle du Jeu”(1939/仏)
- ⑤『第七の封印』“The Seventh Seal”(1957/瑞)
- ⑥『ストライキ』“STACHKA”(1925/蘇)
- ⑦『蜘蛛巣城』“Throne Of Blood”(1957/日)
- ⑧『カサノバ』“Il Casanova di Federico Fellini”(1976/伊)
- ⑨『8 1/2』“8 1/2”(1963/伊)
- ⑩『O侯爵夫人』“DIE MARQUISE VON O...”(1975/西独)
ピーター・グリーナウェイ監督が選んだ10作品
【BRUTUSCINEMA/'98年5月】
*代表作
➔1985年『ZOO』
- ➔1987年『建築家の腹』
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受賞歴
★カンヌ国際映画祭
第56回パルム・ドール(ノミネート)
『The Tulse Luper Suitcases: The Moab Story
第52回パルム・ドール(ノミネート)『8 1/2の女たち』
第41回パルム・ドール(ノミネート)芸術貢献賞(受賞)
『数に溺れて』
第40回パルム・ドール(ノミネート)『建築家の腹』
①『去年マリエンバートで』
“L'ANNÉE DERNIÈRE À MARIENBAD”(1961/仏)
監督:アラン・レネ
🏆受賞歴
第22回ヴェネチア国際映画祭:サン・マルコ金獅子賞
●脚本を手がけたアンチ・ロマンの旗手ロブ=グリエによれば、黒澤明監督の『羅生門』に触発されて作られた作品であり、詳しく言うと、芥川龍之介の『藪の中』を下敷きにした作品群の一つといえるアラン・レネが監督した心理ドラマ。
②『勝手にしやがれ』
“À bout de souffle”(1959/仏)
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監督:ジャン=リュック・ゴダール
🏆受賞歴
第10回ベルリン国際映画祭:銀熊賞
●フランス、ヌーヴェル・ヴァーグの決定打と言わしめたジャン=リュック・ゴダール監督の最高傑作。商業的娯楽映画という概念をひっ繰り返し、これまでの映画文法や常識といったものまでもことごとくブチ壊した、映画史の分岐点とも言える記念碑的作品でゴダールはヌーベルバーグの旗手となり、アメリカン・ニューシネマなどに多大な影響を与えた。
③『夜』
“La notte”(1961/伊)
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監督:ミケランジェロ・アントニオーニ
🏆受賞歴
第11回ベルリン国際映画祭:金熊賞
●平穏な夫婦生活に潜む危機を描いた作品。ミケランジェロ・アントニオーニが自らの脚本を基に監督、マルチェロ・マストロヤンニとジャンヌ・モロー、モニカ・ヴィッティが主演した。
④『ゲームの規則』
“La Regle du Jeu”(1939/仏)
監督:ジャン・ルノワール
●狩りに集まった上流階級の恋愛遊戯を描く社会風刺劇。
➔バロック音楽の精神にのって登場人物が動き回るような映画を作りたいと撮りあげた、映画によるフランス・バロックへのオマージュ。狂言回し的人物をルノワール自身が演じている。群像劇のなかで『ゲームの規則』に囚われながら、人間社会の構造と戦争へと傾いていく時代の風潮を暗に批判している。
⑤『第七の封印』
“The Seventh Seal”(1957/瑞)
監督:イングマール・ベルイマン
●本作品でベルイマンは前年の『夏の夜は三たび微笑む』に続き、1957年度のカンヌ国際映画祭のパルム・ドールに二年連続でノミネートされた。受賞はならなかったものの、本作品は同映画祭の審査員特別賞を受賞。
➔写真のチェスのシーンはあまりにも有名
⑥『ストライキ』
“STACHKA”(1925/蘇)
監督:セルゲイ・エイゼンシュテイン
●帝政ロシア治下における、ある鉄工場のストライキとその壊滅を描く。
➔1925年にサイレント版として製作され、サウンド版は1969年に製作された。
⑦『蜘蛛巣城』
“Throne Of Blood”(1957/日)
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監督:黒澤明
●シェイクスピアの戯曲『マクベス』を日本の戦国時代に置き換えた作品だが、構成/人物の表情/動き/撮影技法には能の様式美を取り入れており、エキストラ人員とオープンセットは黒澤作品では随一の規模で製作された。
➔ラストに主人公の三船が無数の矢を浴びるシーンで知られる。
⑧『カサノバ』
“Il Casanova di Federico Fellini”(1976/伊)
監督:フェデリコ・フェリーニ
🏆受賞歴
第49回アカデミー賞:衣裳デザイン賞
●18世紀ヨーロッパの歴史上の人物であり、晩年に自伝『我が生涯の物語』を残し、性豪として有名なジャコモ・カサノヴァの波乱に満ちた人生を、彼の生きた18世紀のヨーロッパ各国の宮廷や貴族社会を絢爛豪華なセットや衣裳を再現し、彼の女性遍歴を中心に映画化した作品。
⑨『8 1/2』
“8 1/2”(1963/伊)
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監督:フェデリコ・フェリーニ
🏆受賞歴
第36回アカデミー賞:外国語映画賞&衣裳デザイン賞
●現実と妄想と回想が境目なく入り乱れる映画、創造を仕事にする主人公の想像(妄想)が意識の流れのままに映像化される映画の原型。
⑩『O侯爵夫人』
“DIE MARQUISE VON O...”(1975/西独)
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監督:エリック・ロメール
🏆受賞歴
第29回カンヌ国際映画祭:審査員特別グランプリ
●38歳で拳銃自殺を遂げたドイツ・ロマン派の作家ハインリヒ・フォン・クライストの小説「O侯爵婦人」を映画化した文芸作品。
➔エリック・ロメール監督と撮影監督のネストール・アルメンドロスは絵画のような映像を目指したと言い、夜の室内はロウソクのみ、昼は自然光のみで撮影された繊細な映像になっている。