【おすすめ】スティーヴ・マックイーン監督が選ぶ!『オールタイム・ベスト』10作品
- スティーヴ・マックイーン監督が選んだ10作品【“Sight&Sound”誌/2012年】
- *代表作
- 受賞歴
- ①『アルジェの戦い』“The Battle of Algiers”(1966/伊・アルジェリア)
- ②『新学期・操行ゼロ』“Zero de Conduite”(1933/仏)
- ③『ゲームの規則』“La Regle du Jeu”(1939/仏)
- ④『東京物語』“Tokyo Story”(1953/日)
- ⑤“Couch”(1964/米)
- ⑥『軽蔑』“Le Mépris”(1963/仏・伊・米)
- ⑦『美しき仕事』“Beau Travail”(1998/仏)
- ⑧『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』“Once Upon A Time In America”(1984/米)
- ⑨『恐怖の報酬』“The Wages Of Fear”(1953/仏・伊)
- ⑩『ドゥ・ザ・ライト・シング』“Do The Right Thing”(1989/米)
スティーヴ・マックイーン監督が選んだ10作品
【“Sight&Sound”誌/2012年】
*代表作
- ➔2008年『HUNGER/ハンガー 静かなる抵抗』
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- ➔2011年『SHAME/シェイム(R18版)』
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- ➔2014年『それでも夜は明ける』
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- その他の『スティーヴ・マックイーン監督』の作品を
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受賞歴
★アカデミー賞
2013年監督賞(ノミネート)『それでも夜は明ける』
★カンヌ国際映画祭
2008年カメラ・ドール(受賞)『HUNGER/ハンガー』
★ゴールデン・グローブ
2013年監督賞(ノミネート)『それでも夜は明ける』
①『アルジェの戦い』
“The Battle of Algiers”(1966/伊・アルジェリア)
➔Rotten Tomatoesで評価を見る【trailer有】
監督:ジッロ・ポンテコルヴォ
🏆受賞歴
第27回ヴェネチア国際映画祭:金獅子賞/国際映画評論家連盟賞
●アルジェリアの10年に及ぶ、フランスからの独立戦争を迫真の映像で描いた、ドキュメンタリー・タッチの作品。
②『新学期・操行ゼロ』
“Zero de Conduite”(1933/仏)
監督:ジャン・ヴィゴ
●寄宿舎生活をおくるいたずら盛りの中学生たちの自由奔放な日常を、硬直した大人と対比させて描いたジャン・ヴィゴの代表作で、1933年に完成したが教育制度に対する批判を理由に上映禁止処分され、第二次大戦後の1945年にやっと公開された。
➔今観ても色あせぬアナーキズムの謳歌に鼓舞された映画人は多く、「大人は判ってくれない」や「わんぱく戦争」は影響を受けており、カソリック寄宿学校の生徒の教師や神父という権威に対する抵抗が単に暴力的反乱に留まらず、裸になり、枕の羽根を散らして踊り騒ぐ自由への欲望を描く。
③『ゲームの規則』
“La Regle du Jeu”(1939/仏)
監督:ジャン・ルノワール
●狩りに集まった上流階級の恋愛遊戯を描く社会風刺劇。
➔バロック音楽の精神にのって登場人物が動き回るような映画を作りたいと撮りあげた、映画によるフランス・バロックへのオマージュ。狂言回し的人物をルノワール自身が演じている。群像劇のなかで『ゲームの規則』に囚われながら、人間社会の構造と戦争へと傾いていく時代の風潮を暗に批判している。
④『東京物語』
“Tokyo Story”(1953/日)
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監督:小津安二郎
●上京した年老いた両親とその家族たちの姿を通して、家族の絆、夫婦と子供、老いと死、人間の一生、戦後変わりつつある家族の関係というテーマを冷徹な視線で描き人間の生と死までをも見つめた深淵なドラマ。
⑤“Couch”(1964/米)
監督:アンディー・ウォーホル
●詳細はCouch (1964) - IMDbまで
⑥『軽蔑』
“Le Mépris”(1963/仏・伊・米)
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監督:ジャン=リュック・ゴダール
●アルベルト・モラヴィアの同名原作をジャン・リュック・ゴダールが脚色・演出した愛の真実を追求する人間ドラマ。当時、妻アンナ・カリーナとの問題で悩んでいたゴダールが自己の苦悩を投影させ、いくら愛しても愛されない事の不可解を描いた。同時に、斜陽化の激しいヨーロッパの映画産業を舞台にする事でハリウッド化への警鐘と不安も反映さしている。
⑦『美しき仕事』
“Beau Travail”(1998/仏)
監督:クレール・ドゥニ
●主演ドニ・ラヴァンが指揮する軍隊の屈強な若者達が訓練してる場面がほとんどであり、アフリカの海で訓練にあけくれるフランスの海外部隊のリーダーの地位を脅かす青年が現れるという内容。
⑧『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』
“Once Upon A Time In America”(1984/米)
➔Rotten Tomatoesで評価を見る【trailer有】
監督:セルジオ・レオーネ
●1984年製作のアメリカ・イタリア合作のギャング映画。
➔禁酒法時代にニューヨークのユダヤ人ゲットーで育ちアウトローの世界に身を投じた若いユダヤ移民たちのつかの間の栄光と挫折を描くマカロニ・ウェスタンの巨匠、レオーネ監督が10年以上の構想の末にアメリカ資本で製作した、ユダヤ系ギャングの半世紀に及ぶ友情・愛・裏切りをノスタルジックに描く一大叙事詩的大作。
⑨『恐怖の報酬』
“The Wages Of Fear”(1953/仏・伊)
監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
🏆受賞歴
第06回カンヌ国際映画祭:グランプリ/男優賞
第03回ベルリン国際映画祭:金熊賞
●中米を舞台に四人の食いつめ者がニトログリセリンを運搬するスリルを描いたもの。中盤からクライマックス、次々と襲いかかるトラブルをサスペンスで描き出し男たちの人物描写にも最大限の効果を発揮し、吹きだまりに生きる男たちが一攫千金を夢見て危険な仕事に挑むサスペンス映画。
⑩『ドゥ・ザ・ライト・シング』
“Do The Right Thing”(1989/米)
➔Rotten Tomatoesで評価を見る【trailer有】
監督:スパイク・リー
●スパイク・リー脚本・監督・主演の第4作。人種問題、政治・経済問題などアメリカが抱える重大な問題意識を抱えながら、そこに監督スパイク・リーの思想・哲学などのテーマを入れ込んだ、ブルックリンのピザ・パーラーを舞台に黒人と白人の凄絶な戦いと人種差別と対立を描くドラマ。
*各賞にはノミネートはされたが受賞には至らなかった。