【おすすめ】スザンネ・ビア監督が選ぶ!『オールタイム・ベスト』10作品
- スザンネ・ビア監督が選んだ10作品【“Sight&Sound”誌/2012年】
- *代表作
- ①『大人は判ってくれない』“The 400 Blows”(1959/仏)
- ②『アパートの鍵貸します』“The Apartment”(1960/米)
- ③『地獄の黙示録』“Apocalypse Now”(1979/米)
- ④『自転車泥棒』“THE BICYCLE THIEF”(1948/伊)
- ⑤『ベニスに死す』“Death in Venice”(1971/伊・仏)
- ⑥『ディア・ハンター』“The Deer Hunter”(1977/米)
- ⑦『ファニーとアレクサンデル』“Fanny and Alexander”(1984/瑞)
- ⑧『或る夜の出来事』“It Happened One Night”(1934/米)
- ⑨『ウエスタン』“Once Upon a Time in the West”(1968/伊・米)
- ⑩『裏窓』“Rear Window”(1954/米)
スザンネ・ビア監督が選んだ10作品
【“Sight&Sound”誌/2012年】
*代表作
- ➔2007年『悲しみが乾くまで』
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- ➔2010年『未来を生きる君たちへ』
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①『大人は判ってくれない』
“The 400 Blows”(1959/仏)
監督:フランソワ・トリュフォー
🏆受賞歴
1959年カンヌ国際映画祭:監督賞
●フランソワ・トリュフォー監督の最初の長編映画で映画だけが生きがいの少年を描いたトリュフォー自身の幼少時代の自伝とも言うべき作品。
➔原題の「Les Quatre Cents Coups」は、フランス語の慣用句「faire les quatre cents coups」(「無分別、放埓な生活をおくる」といった意味)に由来する。
②『アパートの鍵貸します』
“The Apartment”(1960/米)
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監督:ビリー・ワイルダー
🏆受賞歴
第33回アカデミー賞:
作品賞/監督賞/脚本賞/美術賞 (白黒部門)/編集賞受賞
●ビリー・ワイルダーが「お熱いのがお好き」につづいて製作・監督したサラリーマンの悲哀と恋物語を鮮やかに描き出しているロマンチック・コメディ。
③『地獄の黙示録』
“Apocalypse Now”(1979/米)
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監督:フランシス・フォード・コッポラ
🏆受賞歴
第52回アカデミー賞:撮影賞/音響賞
第37回ゴールデングローブ賞:監督賞/助演男優賞/作曲賞
第32回カンヌ国際映画祭:パルム・ドール/国際映画批評家連盟賞
*参考
『ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録(1991)』というドキュメンタリー映画はこの作品を撮りあげるまでの過程を撮った単なるメイキング作品とは比べ物にならない圧倒的な迫力を持つ。
④『自転車泥棒』
“THE BICYCLE THIEF”(1948/伊)
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監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
🏆受賞歴
第22回アカデミー賞:名誉賞
第03回英国アカデミー賞:総合作品賞
●役所の広告貼りの仕事を得た失業労働者が、仕事に必要な自転車を盗まれてしまい、息子とローマの街を歩き回って自転車を探す。
➔職業俳優を使わず素人を起用しており、父親役は失業した電気工、子役は監督が街で見つけ出した子供であり、ほぼ全編でロケーション撮影を行い、ドキュメンタリー的撮影手法を用いて戦後の貧困にあえぐイタリア社会をリアルに映し出している。
⑤『ベニスに死す』
“Death in Venice”(1971/伊・仏)
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監督:ルキノ・ヴィスコンティ
🏆受賞歴
第24回カンヌ国際映画祭:25周年記念賞
●純粋な美の具現と思えるような美少年に、魅入られた芸術家の苦悶と恍惚を描いた作品。全篇に流れる感傷的なマーラーの五番の第四楽章はこの作品をより美しくしている。
⑥『ディア・ハンター』
“The Deer Hunter”(1977/米)
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監督:マイケル・チミノ
🏆受賞歴
第51回アカデミー賞:
作品賞/監督賞/助演男優賞/音響賞/編集賞
第36回ゴールデングローブ賞:監督賞
●ロバート・デ・ニーロ/クリストファー・ウォーケン/ジョン・カザールが出演する、1960年代末期におけるベトナム戦争での過酷な体験が原因で心身共に深く傷を負った若き3人のベトナム帰還兵の生と死、彼らと仲間たちの友情を描く。
⑦『ファニーとアレクサンデル』
“Fanny and Alexander”(1984/瑞)
監督:イングマール・ベルイマン
🏆受賞歴
第56回アカデミー賞:外国語映画賞/撮影賞/美術賞/衣装デザイン賞
第70回ヴェネツィア国際映画祭:国際評論家賞
第41回ゴールデングローブ賞:外国映画賞
●ベルイマンが思いの丈をすべて投入した自伝的大作で、最初から劇場用(3時間強)とTV放映用(5時間)の両方を念頭に製作され、彼のファンの多い日本では後者が公開された。スウェーデンの古い大学町ウプサラを舞台にブルジョワ階級エクダール家の人々の姿を1970年のクリスマスから約2年間の流れの中で描き全5部より構成されている。
⑧『或る夜の出来事』
“It Happened One Night”(1934/米)
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監督:フランク・キャプラ
🏆受賞歴
第7回アカデミー賞:
アカデミー作品賞/監督賞/主演男優賞/主演女優賞/脚色賞
●古典的恋愛コメディの傑作で、キャプラ監督やコルベール、そしてそれまでパッとしなかったゲイブルの名を一躍有名にした作品。
⑨『ウエスタン』
“Once Upon a Time in the West”(1968/伊・米)
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監督:セルジオ・レオーネ
●黄昏の西部開拓時代を舞台に、殺された農場主の妻が、ヘンリー・フォンダが演じる流れ者の冷酷なガンマンの手を借りて、鉄道会社の陰謀と戦う当時の人間模様を活写した大作群像劇。
➔レオーネの代表作であるのみならず、西部劇の金字塔として高く評価されている。この作品から『夕陽のギャングたち』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』までを、それまでの「ドル箱三部作」に対して「ワンス・アポン・ア・タイム三部作」と呼ぶこともある。
⑩『裏窓』
“Rear Window”(1954/米)
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監督:アルフレッド・ヒッチコック
●ウールリッチの小説を大幅に脚色し、ヒッチコックが技巧の極みを尽くした傑作サスペンス。全編ほとんど、部屋から出ることのないカメラは、観客と主人公を完全に一体化させる効果を生み、緊迫感とリアリティを作り出している。そして主人公が“動けない”という究極のハンディキャップはよりサスペンスを高める。