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【おすすめ】テリー・ギリアム監督が選ぶ!『オールタイム・ベスト』10作品

テリー・ギリアム監督が選んだ10作品
【エスクァイアマガジンジャパン/2000年3月】

映画監督のテリー・ギリアムという男

*代表作

受賞歴

アカデミー賞

1985年第58回脚本賞(ノミネート)『未来世紀ブラジル』

カンヌ国際映画祭

1998年第51回パルム・ドール(ノミネート)『ラスベガスをやっつけろ』

ヴェネチア国際映画祭

1991年第48回銀獅子賞(受賞)『フィッシャー・キング』

ゴールデン・グローブ

1991年第49回監督賞(ノミネート)『フィッシャー・キング』

①『市民ケーン』
“Citizen Kane”(1941/米)

オーソン・ウェルズ監督の市民ケーンという映画

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監督:オーソン・ウェルズ

🏆受賞歴

第14回アカデミー賞:脚本賞

候補:作品賞/主演男優賞/監督賞/ドラマ音楽賞/録音賞/美術監督賞/撮影賞編集賞

製作/脚本/監督/主演を当時25歳でやってのけた監督デビュー作。

ウィリアム・ランドルフ・ハーストをモデルにした新聞王ケーンが最期に残した言葉の謎を探るために新聞記者がケーンの過去を知る人々を取材していくうちに、ケーンの孤独で波乱な生涯が浮かび上がっていくというものであるが、ハーストはこの内容が侮辱と捉え、映画の公開を阻止するために様々な妨害を行った。

こうした妨害運動により第14回アカデミー賞では作品賞など9部門にノミネートされながら、脚本賞のみの受賞にとどまった。しかし、通常の時間配列を無視した大胆な構成や、斬新な映像表現などにより、現在に至るまで世界映画史上のベストワンとして高く評価されている。

②『七人の侍』
“Seven Samurai”(1954/日)

黒澤明監督の七人の侍という映画

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監督:黒澤明

戦国時代の貧しい農村を舞台に、野盗と化した野武士に立ち向かうべく農民に雇われた侍たちの闘いを描いた言わずと知れた黒澤明監督による日本映画を代表する傑作のひとつ。

③『第七の封印』
“The Seventh Seal”(1957/瑞)

イングマール・ベルイマン監督の第七の封印という映画

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監督:イングマール・ベルイマン
本作品でベルイマンは前年の『夏の夜は三たび微笑む』に続き、1957年度のカンヌ国際映画祭のパルム・ドールに二年連続でノミネートされた。受賞はならなかったものの、本作品は同映画祭の審査員特別賞を受賞。
写真のチェスのシーンはあまりにも有名

④『8 1/2』
“8 1/2”(1963/伊)

フェデリコ・フェリーニ監督の8 1/2という映画

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監督:フェデリコ・フェリーニ

🏆受賞歴

第36回アカデミー賞:外国語映画賞&衣裳デザイン賞

現実と妄想と回想が境目なく入り乱れる映画、創造を仕事にする主人公の想像(妄想)が意識の流れのままに映像化される映画の原型。

⑤『2001年宇宙の旅』
“2001: A Space Odyssey”(1968/米・英) 

スタンリー・キューブリック監督の2001年宇宙の旅という映画

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監督:スタンリー・キューブリック

🏆受賞歴

第41回アカデミー賞:アカデミー視覚効果賞受賞

当初キューブリックは美術担当として漫画家の手塚治虫の協力を仰いだが、当時の手塚は連載漫画の他に、テレビアニメ番組を多数抱え、日本国外での映画制作に携わることは物理的に不可能であったため、オファーを断ったというエピソードがある。

⑥『キートンの探偵学入門』
“Sherlock, Jr.”(1924/米)

バスター・キートン監督のキートンの探偵学入門という映画

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監督:バスター・キートン

バスター・キートン氏がメトロ社において「恋愛三代記」「荒武者キートン」に続いて製作した第三回長編喜劇。

後にウディ・アレンがオマージュとしてこの映画の真似をしたことで有名で、1973年6月16日より邦題を「忍術キートン」から「キートンの探偵学入門」と改題して公開。

⑦『ピノキオ』
“Pinocchio”(1940)

ディズニー映画のピノキオという映画

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監督:ベン・シャープスティーン&ハミルトン・ラスク

🏆受賞歴

第12回アカデミー賞:作曲賞/歌曲賞

「白雪姫」「バンビ」のウォルト・ディズニーが製作した1940年度の色彩長篇動画。イタリアのカルロ・コッローディ作の童話、人間の魂を妖精に入れてもらったあやつり人形の話『ピノッキオの冒険』を原作とする。

主題歌はディズニーを代表する名曲『星に願いを

⑧『天井桟敷の人々』
“Les enfants du Paradis”(1945/仏)

マルセル・カルネの天井桟敷の人々という映画

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監督:マルセル・カルネ

第二次世界大戦中、ヴィシー政権下にあったフランスで製作されフランス映画でフランス映画史に残る名作と言われる。製作期間に3年3ヵ月を費やし、製作費は16億円にのぼり作品は第一幕と第二幕の2幕構成になっている前後編3時間半、当時としては破格の規模で作られた大作映画となった。

各国の映画評論家から高い評価を受ける作品でもあり、数々の賞を受賞しただけでなく、後年の映画批評家等を対象にしたランキングでも上位にランキングされる、文字通りの名作。

⑨『片目のジャック』
“One-Eyed Jacks”(1961/米)

マーロン・ブランド監督の片目のジャックという映画

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監督:マーロン・ブランド

マーロン・ブランドが監督に進出して作ったブランド唯一の監督作品の西部劇。

1963年までに米国で製作・公開され、作品中に著作権表記があるものの、公開から28年以内に著作権再登録をしなかった、または手続き不備のために米国の法律で権利放棄と見なされために、現在パブリックドメインとなっている。

⑩『アパートの鍵貸します』
“The Apartment”(1960/米)

ビリー・ワイルダー監督のアパートの鍵貸しますという映画

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監督:ビリー・ワイルダー

🏆受賞歴

第33回アカデミー賞:

作品賞/監督賞/脚本賞/美術賞 (白黒部門)/編集賞受賞

ビリー・ワイルダーが「お熱いのがお好き」につづいて製作・監督したサラリーマンの悲哀と恋物語を鮮やかに描き出しているロマンチック・コメディ。