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【おすすめ】ティム・バートン監督が選ぶ!『オールタイム・ベスト』15作品

ティム・バートン監督が選んだ15作品
【ティム・バートンの不思議な世界 (洋泉社MOOK)】

映画監督のティム・バートンという男

*代表作

受賞歴

カンヌ国際映画祭

1995年第48回パルム・ドール(ノミネート)『エド・ウッド』

ゴールデン・グローブ

2007年第65回監督賞(ノミネート)『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』

①『カリガリ博士』
“Das Kabinett des Doktor Caligari”(1919/独)

ロベルト・ヴィーネ監督のカリガリ博士という映画

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監督:ロベルト・ヴィーネ

欧州大戦後、ドイツ映画復興の第一声をあげた作品で、ドイツ表現主義を世界に知らしめた革新的なドイツの無声映画である。

一連のドイツ表現主義映画の中でも最も古く、最も影響力があり、なおかつ、芸術的に評価の高い作品である。*現在パブリックドメイン

②『フランケンシュタイン』
“Frankenstein”(1931/米)

ジェームズ・ホエール監督のフランケンシュタインという映画

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監督:ジェームズ・ホエール

1931年に『魔人ドラキュラ』を大ヒットさせたユニバーサルは、ホラー映画第2弾としてメアリー・シェリーによるゴシック小説の名作『フランケンシュタイン』の映画化し、スローテンポが特徴だった『魔人ドラキュラ』とは対称的に、スリリングな展開を持つ傑作との評価を受け、前作を上回る世界的大ヒットを記録した。

③『キング・コング』
“King Kong”(1933/米)

キング・コングという映画

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監督:メリアン・C・クーパー&アーネスト・B・シューザック

キング・コングがストップモーション・アニメで表現されたことが大きな特徴。卓越した特撮映像は多くの映画人に影響を与え、数多くのモンスターメーカーを生み出すこととなり、レイ・ハリーハウゼンなどが本作の影響から映画制作を志した。

世界初のトーキーによる怪獣映画としても知られる。

④『大アマゾンの半魚人』
“Creature from the Black Lagoon”(1954/米)

ジャック・アーノルド監督の大アマゾンの半魚人という映画

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監督:ジャック・アーノルド

SF怪奇映画の老舗ユニヴァーサル映画が、ドラキュラやフランケンシュタインのようなゴシック・モンスターに代わり考案したオリジナルのモンスター物。

「古代生物と現代文明の接触によって起きる悲劇」「人間の女性に恋をした半魚人の悲恋」の2点で、『キングコング』との類似性があり、当時流行したた3D映画群の中では最も興行的に成功した作品で、2つの続編が制作された。

⑤『ゴジラ』
“Godzilla”(1954/日)

本多猪四郎監督のゴジラという映画

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監督:本多猪四郎

巨大怪獣ゴジラが登場するゴジラシリーズ第1作。

国内にとどまらず海外でも今でなお高く評価される本多猪四郎の作家性が色濃く出た日本の歴史の中でもトップクラスに入る名作。

⑥『悪魔の発明』
“VYNALEZ ZKAZY”(1957/捷)

カレル・ゼマン監督の悪魔の発明という映画

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監督:カレル・ゼマン

チェコ・アニメーションの巨匠カレル・ゼマンが十九世紀末の空想科学小説家ジュール・ヴェルヌの小説「国旗の表」を映画化した1958年製作のSF冒険活劇。

ヴェルヌの初版本に使われた銅版画挿絵のアイデアを画面に生かし、ストップモーション・アニメや切り絵アニメと俳優の演技を併用した特異な作品である。

⑦『シンドバッド7回目の航海』
“The 7th Voyage of Sinbad”(1958/米)

ネイザン・ジュラン監督のシンドバッド7回目の航海という映画

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監督:ネイザン・ジュラン

ケネス・コルブのシナリオによって作ったアラビアン・ナイトに発想を得る異国的冒険譚。シンドバッド三部作の最初の作品で、主役の伝説の船乗りシンドバッドをカーウィン・マシューズが演じており、製作は、特撮の名匠レイ・ハリーハウゼン。

⑧『プラン9・フロム・アウター・スペース』
“Plan 9 from Outer Space”(1959/米)

エド・ウッド監督のプラン9・フロム・アウター・スペースという映画

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監督:エド・ウッド

地球を訪れた宇宙人が巻き起こす「プラン9」の顛末を描いた低予算SFホラー映画の怪作中の怪作。

1976年にアメリカで出版された単行本『ゴールデン・ターキーアワード』「史上最低の映画」に選ばれた、“史上最低の映画監督エド・ウッドの代表作。

ティム・バートン監督の映画『エド・ウッド』で脚光を浴びることとなり製作後30年以上経過した現在もカルト的人気を誇っている。

⑨『血ぬられた墓標』
“La maschera del demonio”(1960/伊)

マリオ・バーヴァ監督の血ぬられた墓標という映画

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監督:マリオ・バーヴァ

ニコライ・ゴーゴリの短篇小説をもとにしたシナリオを、カメラマン出身のマリオ・バーバが監督した記念すべき監督第1作の怪奇ドラマ。

⑩『恐怖の振子』
“The Pit and the Pendulm”(1961/米)

ロジャー・コーマン監督の恐怖の振子という映画

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監督:ロジャー・コーマン

エドガー・アラン・ポーの『穴と振子』『早すぎた埋葬』の2つをあわせて映画化し、リチャード・マシスンが脚本を担当した怪奇映画。

⑪『ほら男爵の冒険』
“Münchhausen”(1943/独)

ヨゼフ・フォン・バキ監督のほら男爵の冒険という映画

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監督:ヨゼフ・フォン・バキ

ルドルフ・エリッヒ・ラスペの小説『ミュンクハウゼン男爵旅行記』で知られている「ほら吹き男爵」ことヒエロニュムス・フォン・ミュンヒハウゼンの人生の物語であるファンタジー映画。

宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッベルス直々の指令で制作された本作品は娯楽映画であり、プロパガンダを暗示するものは見当たらない、その中でナチス時代を通じて最も成功を収めた映画の一つとなった。

⑫『アルゴ探検隊の大冒険』
“Jason and the Argonauts”(1963/英)

ドン・チャフィ監督のアルゴ探検隊の大冒険という映画

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監督:ドン・チャフィ

特撮の巨匠レイ・ハリーハウゼンによる、ギリシア神話のイアソン率いるアルゴ船探検隊の冒険を描いたイギリス&アメリカの特撮映画

ギリシア神話からのジャン・リードとビヴァリー・クロスの共同シナリオをドン・チャフィが演出した。

⑬『血みどろの入江』
“BAY OF BLOOD”(1971/伊)

マリオ・バーヴァ監督の血みどろの入江という映画

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監督:マリオ・バーヴァ

マカロニ・ホラーの巨匠マリオ・バーヴァ監督のスリラー作品。

『13日の金曜日』シリーズとの類似性が指摘されている。

⑭『赤い航路』
“Bitter Moon”(1992/仏)

ロマン・ポランスキー監督の赤い航路という映画

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監督:ロマン・ポランスキー

男と女の極限下のエロティシズムを描いたパスカル・ブルックナーの小説『Lunes de fiel』をロマン・ポランスキーがフランス・イギリス合作で映画化。

地中海を航海する豪華客船を舞台に、二組の夫婦の奇妙な交流を描く人間ドラマ。

⑮『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』
“Godzilla, Mothra and King Ghidorah: Giant Monsters All-Out Attack”
(2001/日)

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監督:金子修介

1954年「ゴジラ」の第1作と直接繋がる世界となっている。

本作では、神話的な存在として「怪獣」を捉えており、ゴジラは英霊達の魂が乗り移り、日本を守るためにではなく歴史を踏みにじる日本の若者たちを目覚めさせるために殺戮と破壊を繰り返すモノとなっており、さらに戦争のメタファーとしての要素が強調されている。