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【おすすめ】漫画家・藤子不二雄Aが選ぶ!『日本映画オールタイム・ベスト』11作品

漫画家・藤子不二雄Aが選んだ日本映画11作品
【映画遺産200/日本映画篇】

漫画家・藤子不二雄Aという男

*代表作

①『赤西蠣太』(1936/日)

伊丹万作監督の赤西蠣太という映画

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監督:伊丹万作

江戸時代の伊達騒動を題材とした志賀直哉の短編小説『赤西蠣太の恋』を基に、 二枚目の大スターである主演の片岡千恵蔵は醜男の赤西蠣太と、美男の原田甲斐の対称的な二つの役を演じ分け、本作を見た原作者の志賀直哉が絶賛した風刺的な喜劇映画となっている。

②『無法松の一生』(1943/日)

稲垣浩監督の無法松の一生という映画

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監督:稲垣浩

岩下俊作の小説『富島松五郎伝』の最初の映画化作品、北九州・小倉を舞台に、喧嘩っ早い人力車夫・松五郎の生涯を描く。

③『足摺岬』(1954/日)

吉村公三郎監督の足摺岬という映画

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監督:吉村公三郎

田宮虎彦が1949年、雑誌 『人間』10月号に発表した同名小説を基に、新藤兼人が脚色。

④『血槍富士』(1955/日)

内田吐夢監督の血槍富士という映画

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監督:内田吐夢

主君の槍持ちとして東海道を江戸に向かう主人公の権八が道中で出会う、様々な人たちの人間模様を描くとともに、酒のいさかいから主君を殺された権八が仇討ちをする姿を通して、封建制度の理不尽さを描く。

⑤『乾いた花』(1964/日)

篠田正浩監督の乾いた花という映画

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監督:篠田正浩

石原慎太郎の短編小説を原作に、刑務所を出たばかりの男と、賭場で周りにそぐわない若い女、共にギャンブルに心惹かれる二人は、ギャンブルのみを接点として心を通わせてゆく模様を描く。

フランシス・フォード・コッポラやマーティン・スコセッシは、この作品のフィルムを松竹から購入している。

⑥『幕末太陽傳』(1957/日)

川島雄三監督の幕末太陽傳という映画

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監督:川島雄三

古典落語の「居残り佐平次」を下敷きに、実在した遊郭「相模屋」に居座り続ける、お調子者で狡猾なひとりの男に起こる様々な出来事をグランドホテル方式という構成で、テンポ良く描いている。

50年前の時代劇映画であるにもかかわらず年代を問わず観客の支持を得ており、日本映画史上の名作の一本として数えられる。

⑦『野菊の如き君なりき』(1955/日)

木下恵介監督の野菊の如き君なりきという映画

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監督:木下恵介

大正二年に死んだ歌人伊藤左千夫が明治三十九年に発表した小説「野菊の墓」を基に、久々に故郷を訪れた老人が、今では遠き少年の日々を回想を描く。

⑧『少年時代』(1990/日)

篠田正浩監督の少年時代という映画

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監督:篠田正浩

作家柏原兵三の小説『長い道』を藤子不二雄Ⓐが漫画化しそれを映画化、昭和19年の富山を舞台に、そこに疎開してきた少年と地元の少年との友情と葛藤を描く。➔また井上陽水の大ヒット曲「少年時代」はこの映画の主題歌で原作者である藤子不二雄Ⓐが、友人である井上陽水に曲を依頼した。

⑨『用心棒』
“Yojimbo”(1961/日)

黒澤明監督の用心棒という映画

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監督:黒澤明

🏆受賞歴

第22回ヴェネツィア国際映画祭:男優賞

「この映画の最大の魅力は殺陣のシーンではなく、主人公の三十郎の特異なキャラクター設定にある」と黒澤明は言っている。

殺陣の特徴は、桑畑三十郎が相手を斬る際、必ず1人につき2度斬っていることであり、1度斬ったぐらいでは、すぐには死なないだろうという黒澤と三船の考えにより完成した殺陣である。

⑩『七人の侍』
“Seven Samurai”(1954/日)

黒澤明監督の七人の侍という映画

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監督:黒澤明

戦国時代の貧しい農村を舞台に、野盗と化した野武士に立ち向かうべく農民に雇われた侍たちの闘いを描いた言わずと知れた黒澤明監督による日本映画を代表する傑作のひとつ。

⑪『泥の河』
“Muddy River”(1981/日)

小栗康平監督の泥の河という映画

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監督:小栗康平

第十三回太宰治賞を受賞した宮本輝の同名の小説を映画化したもので、大阪安治川河口を舞台に、河っぷちの食堂に住む少年と、対岸に繋がれた船で売春を営む母を持つ姉弟との出会いと別れをきめ細やかに描いた人間ドラマ。