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【おすすめ】映画評論家・柳下毅一郎が選ぶ!『オールタイム・ベスト』10作品

映画評論家・柳下毅一郎が選んだ10作品
【映画秘宝’98年3月号】

柳下毅一郎が好きな映画

*代表作

①『時計じかけのオレンジ』
“A CLOCKWORK ORANGE”(1971/米)

スタンリー・キューブリック監督の時計じかけのオレンジという映画

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監督:スタンリー・キューブリック

暴力やセックスなど、欲望の限りを尽くす荒廃した自由と、完全に管理された全体主義社会で、あまりあるエネルギーをもてあそぶティーン・エイジャーの理由なき反抗とジレンマを描く風刺的作品。

②『ベロニカ・フォスのあこがれ』
“Die Sehnsucht der Veronika Voss”(1982/西独)

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督のベロニカ・フォスのあこがれ

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監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー

🏆受賞歴

1982年ベルリン国際映画祭:金熊賞

かつてのウーファー映画のスター女優シビレ・シュミッツの伝記を基に、人々に忘れられた女優ベロニカ・フォスの悲惨な後半生を描く。

③『シド・アンド・ナンシー』
“Sid And Nancy”(1986/英)

アレックス・コックス監督のシド・アンド・ナンシーという映画

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監督:アレックス・コックス

70年代後半ロンドンを中心に活躍した伝説のパンクロックバンド、『セックス・ピストルズ』のベーシスト「シド・ヴィシャス」と彼のグルーピー「ナンシー・スパンゲン」との破滅的な愛の生活を実話に基づき描く。

主演はゲイリー・オールドマン。

④『早春』
“Early Spring”(1970/日)

小津安二郎監督の早春という映画

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監督:小津安二郎

戦後からようやく立ち直りつつある東京を舞台に、不倫に揺れる昭和30年代のサラリーマン夫婦の危機と再生、2人をめぐる人間模様を描く。

⑤『恋人たちの曲・悲愴』
“The Music Lovers”(1970/英)

ケン・ラッセル監督の恋人たちの曲・悲愴という映画

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監督:ケン・ラッセル

芸術家チャイコフスキーの私生活での苦悩、その苦悩を払拭するように、類まれなる才智による創作活動を続けた彼の劇的な生涯を描く。

⑥『哀しみのトリスターナ』
“Tristana”(1970/仏) 

ルイス・ブニュエル監督の哀しみのトリスターナという映画

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監督:ルイス・ブニュエル

1920年代末のスペインのトリエステを舞台に、数奇な運命にもてあそばれて、多難な人生を歩む、薄幸の美女の愛と憎しみを描く。

⑦『ファントム・オブ・パラダイス』
“Phantom of the Paradise”(1974/米)

ブライアン・デ・パルマ監督のファントム・オブ・パラダイスという映画

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監督:ブライアン・デ・パルマ

幾度と無く映画化されている『オペラの怪人』をパラダイス劇場でくりひろげられる怪奇ロック・ミュージカルに仕立てあげたブライアン・デ・パルマ監督の傑作のひとつ。

⑧『リバース・エッジ』
“River's Edge”(1987/米)

ティム・ハンター監督のリバーズ・エッジという映画

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監督:ティム・ハンター

アメリカの片田舎を舞台に、殺人事件を起こした同級生を匿いながらも若者達の孤独な日常描く。

キアヌ・リーヴスとデニス・ホッパーが出演。

⑨『サラマンドル』
“LA SALAMANDRE”(1971/瑞)

アラン・タネール監督のサラマンドルという映画

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監督:アラン・タネール

工場労働者として退屈な日々を送る主人公の叔父が射殺体で発見されるが、ライフル銃の暴発による事故なのか、それとも主人公が射殺したのかがわからなく、この事件に関心をもった作家とジャーナリストが主人公に近づき、調査を進める。

⑩『バットマン リターンズ』
“Batman Returns”(1992/米)

ティム・バートン監督のバットマン・リターンズという映画

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監督:ティム・バートン

ボブ・ケーンの創作したキャラクターを基に、ゴッサム・シティの闇を駆けるバットマンの活躍が描かれる。

ティム・バートン独特の世界観が前作にも増して悪役キャラクターの描写に比重が置かれ、バットマンが狂言回しの役割となっている。