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【おすすめ】細田守監督が選ぶ!『渋い子どもを描く映画』10作品

細田守監督が選んだ渋い子どもを描く10作品
【CINEMAHandbook2013】

映画監督の細田守という男

*代表作

①『ミツバチのささやき』
“The Spirit of the Beehive”(1973/西)

ビクトル・エリセ監督のミツバチのささやきという映画

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監督:ビクトル・エリセ

スペイン内戦がフランコの勝利に終結した直後、1940年の中部カスティーリャ高地の小さな村を舞台に6歳の少女アナが米のホラー映画『フランケンシュタイン』に魅せられてゆく様子が、アナの家族の日常や学校生活と共につづられてゆく。

フランシスコ・フランコによる独裁政治が終了する数年前に製作されたこの映画は、その独裁が始まるスペイン内戦の終結直後の1940年を舞台とし、公に政権を批判することなどはできなかったが内戦後の国政に対する微妙な批判を匂わせている。

②『リトル・ダンサー』
“Billy Elliot”(2000/英)

スティーブン・ダルドリー監督のリトル・ダンサーという映画

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監督:スティーブン・ダルドリー

1984年のイギリス北部の炭鉱町を舞台に、一人の少年が当時女性のものとされていたバレエに夢中になり、性差を超えてプロのバレエ・ダンサーを目指し少年の成長を描く。

③『台風クラブ』
“Typhoon Club”(1985/日)

相米慎二監督の台風クラブという映画

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監督:相米慎二

台風の接近とともに、日頃の鬱屈した感情の高ぶりを見せ騒乱状態に陥る中学三年生たちの4日間の姿を瑞々しくも思春期の少年少女たちの危うさ・脆さを描き出した青春映画の傑作。

④『ベルリン・天使の詩』
“Der Himmel Uber Berlin”(1987/西独・仏)

ヴィム・ヴェンダース監督のベルリン・天使の詩という映画

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監督:ヴィム・ヴェンダース

🏆受賞歴

1987年カンヌ国際映画祭:監督賞

ベルリンを舞台に人間の女性に恋した天使が人間になる姿を描く。

世界中で大ヒットを記録し、ハリウッドでリメイクまで作られた

⑤『ウェルカム・ドールハウス』
“Welcome to the Dollhouse”(1995/米)

トッド・ソロンズ監督のウェルカム・ドールハウスという映画

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監督:トッド・ソロンズ

分厚い眼鏡と子供っぽい格好のため、みんなにいじめられて毎日を悪戦苦闘して生きる、ちょっと変わった中学生の女の子の日常を生き生きと描く。

⑥『霧の中の風景』
“Landscape in the Mist”(1988/希・英・仏)

テオ・アンゲロプロス監督の霧の中の風景という映画

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監督:テオ・アンゲロプロス

🏆受賞歴

1988年ヴェネツィア国際映画祭:銀獅子賞

アテネからドイツへ、会ったことのない父親を探して旅をするという実話を基にした幼い姉弟の旅を通しての成長を描く。

⑦『ヤンヤン 夏の想い出』
“YI YI”(2000/台湾・日)

エドワード・ヤン監督のヤンヤン夏の想い出という映画

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監督:エドワード・ヤン

🏆受賞歴

2000年カンヌ国際映画祭:監督賞

台北のごく普通の家庭のヤンヤンとその姉、母、父の現代の家族が抱える問題を生と死、愛を織り交ぜながらリアルに描いたドラマ。

⑧『ホームワーク』
“Homework”(1989/宜)

アッバス・キアロスタミ監督のホームワークという映画

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監督:アッバス・キアロスタミ

実生活で息子の宿題に疑問を抱いた経験から、宿題をテーマに、教育現場の実態に迫り子供たちにとっての宿題とは何かを問いかけることを通して、現代イランの小学校教育と社会の問題をさぐったドキュメンタリー。

⑨『セントラル・ステーション』
“Central do Brasil”(1998/伯・仏)

ヴァルテル・サレス監督のセントラル・ステーションという映画

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監督:ヴァルテル・サレス

🏆受賞歴

1998年ベルリン国際映画祭:金熊賞/女優賞 1998年ゴールデン・グローブ:外国語映画賞

ひねくれ者で怒ってばかりの老女と母に先立たれた少年が父親探しを通して芽生えた心の交流を暖かく描いたロード・ムービー。

⑩『泥の河』
“Muddy River”(1981/日)

小栗康平監督の泥の河という映画

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監督:小栗康平

第十三回太宰治賞を受賞した宮本輝の同名の小説を映画化したもので、大阪安治川河口を舞台に、河っぷちの食堂に住む少年と、対岸に繋がれた船で売春を営む母を持つ姉弟との出会いと別れをきめ細やかに描いた人間ドラマ。