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【おすすめ】井口昇監督が選ぶ!『日本映画オールタイム・ベスト』10作品

井口昇監督が選んだ10作品
【映画遺産200/日本映画篇】

映画監督の井口昇という男

*代表作

①『HOUSE ハウス』
“hausu”(1977/日)

大林宣彦監督のHOUSE/ハウスという映画

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監督:大林宣彦

7人の美少女が夏休みを羽臼(ハウス)屋敷で過ごそうとやってくるが、その屋敷は人を喰らう妖怪であり、少女達は1人また1人と屋敷の餌食にされ、少女が1人食べられるごとに屋敷の女主人は若返りるというブラックユーモアを織りまぜて描くオカルト映画。

②『八つ墓村』
“Village Of The Eight Tombs”(1977/日)

野村芳太郎監督の八つ墓村という映画

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監督:野村芳太郎

横溝正史の同名小説を原作とし、探偵・金田一耕助の役には渥美清を配する、数奇な運命に生まれた青年が四百年にわたる怨念が息づく生地を訪れ、続発する血腥い殺人事件にまきこまれる姿を描くミステリー映画。

③『影の車』
“The Shadow Within”(1970/日)

野村芳太郎監督の影の車という映画

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監督:野村芳太郎

松本清張の同名原作を基とし、東急田園都市線・藤が丘駅周辺の「ささおやま団地」を舞台とし、高度経済成長の進行を踏まえた時代背景を設定し、愛人の連れ子に殺されるという幻想に悩まされる男の日常性の奥に潜む恐怖を描く。

④『パンツの穴』(1984/日)

鈴木則文監督のパンツの穴という映画

監督:鈴木則文

「BOMB!」の読者投稿欄を原案に、博多から東京に転校してきた早熟少年が、恋をして失恋するまでを、彼が起こす数々の事件と共に描く青春コメディー。

⑤『ブルークリスマス』
“BLUE CHRISTMAS”(1978/日)

岡本喜八監督のブルークリスマスという映画

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監督:岡本喜八

UFOを目撃した人間の血が青くなり、青い血を持った人間を迫害、秘密裏に処理しようとする体制の恐怖を通して、人間の愛と苦悩を描くSF。

⑥『青春の蹉跌』(1974/日)

神代辰巳監督の青春の蹉跌という映画

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監督:神代辰巳

70年安保終焉の虚無感、青春の情熱、孤独、焦燥を描いた石川達三の同名小説を基に、社会への一歩を踏み出そうとする青年の、情熱、孤独感、焦燥、そして破滅に至るまでの生きるための闘いを描く。

⑦『午前中の時間割り』(1972/日)

羽仁進監督の午前中の時間割りという映画

監督:羽仁進

8ミリを携えて旅に出た二人の女子高生の夏休みの旅を、即興演出に加え生まれて初めてカメラを手にした主演の少女たちによる8ミリ映像が全編の半分以上に使われることで彼女たちの心理状態のプロセスが赤裸々に投影されるという野心作。

⑧『顔役』(1971/日)

勝新太郎監督の顔役という映画

監督:勝新太郎

勝新太郎が製作・監督・脚本・主演を務めた監督デビュー作品。

破天荒な刑事の活躍を描く単純明快なモノなのに、勝新太郎の斬新な演出とカメラワークで強烈なアヴァンギャルド映画と化してデビュー作とは思えないほど個性的な作品に仕上がっている。

⑨『櫛の火』(1975/日)

神代辰巳監督の櫛の火という映画

監督:神代辰巳

古井由吉の同名小説を原作とし、恋人を病で失い深い喪失感に陥った青年が年上の女と巡りあったことにより再び生への執着の炎が燃えあがるのを描く。

⑩『連弾』(2001/日)

竹中直人監督の連弾という映画

監督:竹中直人

城戸賞受賞脚本の『連弾・デュオ』を基に、夫婦が離婚した後も、母と娘の連弾によるピアノ発表会へ向けて奇妙な絆で結ばれた家族の物語をユーモラスに描く。