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【おすすめ】青山真治監督が選ぶ!『オールタイム・ベスト』10作品

青山真治監督が選んだ10作品
【“Sight&Sound”誌/2012年】

映画監督の青山真治という男

*代表作

受賞歴

カンヌ国際映画祭

2001年パルム・ドール(候補)『月の砂漠』
2000年パルム・ドール(候補)国際批評家連盟賞(受賞)『EUREKA ユリイカ』

①『素晴らしき放浪者』
“Boudu Saved from Drowning”(1932/仏)

ジャン・ルノワール監督の素晴らしき放浪者という映画

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監督:ジャン・ルノワール

自由に生き放浪する老人と世間とをヌーヴェル・ヴァーグから生まれたどんな映画より自由で伸びやかにジャン・ルノワールが描く。

②『アーカディン/秘密調査報告書』
“MR. ARKADIN”(1955/西・仏・瑞)

オーソン・ウェルズ監督のアーカディン/秘密調査報告書という映画

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監督:オーソン・ウェルズ

監督/脚本/製作/美術/衣装/出演をオーソン・ウェルズが担い、無人の飛行機がバルセロナ上空を飛んでいったという実話から着想された、一人の暗黒の人物の回想を軸としたサスペンス映画。

③『ファウスト』
“Faust”(1926/独)

F・W・ムルナウ監督のファウストという映画

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監督:F・W・ムルナウ

ドイツの文豪ゲーテが24歳から82歳までかかって書き上げた古代ドイツの伝説であるファウストを、ルドウィッヒ・ベルゲルの書いた脚本『失われし楽園』を土台とし作り上げた作品。

④『ゴダールのマリア』
“Je vous salue, Marie”(1984/仏・英・瑞)

ジャン=リュック・ゴダール監督のゴダールのマリアという映画

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監督:ジャン=リュック・ゴダール

11歳の少女マリーの身辺に起こった不幸を描く「マリーの本」と現代を舞台にマリアによる処女懐胎を描く「こんにちは、マリア」の宗教的テーマを扱った二部構成のドラマ。

⑤『大砂塵』
“Johnny Guitar”(1954/米)

ニコラス・レイ監督の大砂塵という映画

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監督:ニコラス・レイ

ロイ・チャンスラーの小説を脚色した1890年代のアリゾナを舞台に、賭博場に現れた流浪のギター弾きとかつての恋人である女主人が、駅馬車襲撃犯と自警団の争いに巻き込まれていく姿を描いた異色西部劇。

原題のジョニー・ギターとは放浪する主人公の名前だが、彼を巡る二人の女性が実質的な主人公であり、女性同士の決闘が当時話題となった。

⑥『キラー・エリート』
“Killer Elite”(1975/米)

サム・ペキンパー監督のキラー・エリートという映画

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監督:サム・ペキンパー

CIAも手が出せない汚い任務を生業とする謎の民間組織『コムテグ』で暗躍する殺し屋たちの生態を描く。シニカルな社会風刺映画であったが本作の評判はペキンパー作品の中でも低くかった。

⑦『ラブ・ストリームス』
“Love Streams”(1984/米)

ジャン・カサヴェテス監督のラブ・ストリームスという映画

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監督:ジャン・カサヴェテス

🏆受賞歴

1984年ベルリン国際映画祭:金熊賞/国際評論家連盟賞

1981年に上演された同名劇の映画化で戯曲の作者テッド・アレンと監督との脚本。

激しすぎるほどに夫と娘に愛を捧げたために精神のバランスを失って狂気に堕ちていく女の姿を描く。

⑧『残菊物語』
“The Story of the Late Chrysanthemums”(1939/日)

溝口健二監督の残菊物語という映画

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監督:溝口健二

村松梢風が二代目・尾上菊之助の人生を描いた同名小説を脚色し溝口健二が監督した、六代目尾上菊之助の芸道精進にひそむ人間悲劇を描いた芸道三部作のひとつ。

⑨『太陽は光り輝く』
“The Sun Shines Bright”(1953/米)

ジョン・フォード監督の太陽は光り輝くという映画

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監督:ジョン・フォード

かつてウィル・ロジャース主演で、三作の南部を舞台にした作品をアービング・S・コップの短編小説『太陽は光り輝く』『虐殺の暴徒』『神は救う』の3編から、ジョン・フォードが監督した人情ドラマ。

⑩『現金に手を出すな』
“Touchez pas au grisbi”(1954 /仏・伊)

ジャック・ベッケル監督の現金に手を出すなという映画

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監督:ジャック・ベッケル

🏆受賞歴

1954年ヴェネチア国際映画祭:男優賞

パリの暗黒街に生まれ育ち、ギャングたちの実情を熟知した異色の作家であるアルベール・シモナンが1953年に発表した同名ベストセラー小説が原作の大金をめぐる暗黒街の男たちの闘争を描くフレンチ・フィルム・ノワールとも言われるフランス製ギャング映画の古典的名作。