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【おすすめ】漫画家・根本敬が選ぶ!『オールタイム・ベスト』10作品

漫画家・根本敬が選んだ10作品
【映画秘宝’98年3月】

漫画家・根本敬という男

*代表作

①『ゆきゆきて、神軍』
“The Emperor's Naked Army Marches on”(1987/日)

原一男監督のゆきゆきて、神軍という映画

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監督:原一男

🏆受賞歴

1987年ベルリン国際映画祭:カリガリ映画賞

天皇に向けパチンコを撃ったり、過激に戦争責任を追及しつづけるアナーキスト、自称「神軍平等兵」奥崎謙三が、終戦後23日もたってから二人の兵士を敵前逃亡の罪で処刑した真相を探るべく当時の上官を訪ね歩く姿を追い、時に尋問していく過程で興奮し暴力に走り、あるいは同行者と共に相手を軟禁状態にして詰め寄るなど、奥崎の行動は撮られていることを意識してか次第にエスカレートしていく凄まじい衝撃のドキュメンタリー。

②『新座頭市物語・折れた杖』
“Zatoichi in Desperation”(1972/日)

勝新太郎監督の新座頭市物語・折れた杖という映画

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監督:勝新太郎

座頭市シリーズ二十四作目で、サイケデリックで脈絡の無い映像などの情報が多い画面づくりになっており観た後、心に残る1本になることは間違いない勝新太郎監督作品。

③『祭りの準備』
“Preparations for the Festival”(1975/日)

黒木和雄監督の祭りの準備という映画

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監督:黒木和雄

昭和30年代の高知県四万十市を舞台にした本作で脚本も担当している中島丈博の半自伝的小説を基に、シナリオライターになる夢を胸に秘めつつ町の信用金庫に勤める青年が、地縁・血縁のしがらみの中で一人の少年が圧迫されながらも成長する姿を描く。

④『燃えよドラゴン』
“Enter the Dragon”(1973/香港・米)

ブルース・リー監督の燃えよドラゴンというカンフー映画

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監督:ロバート・クローズ/ブルース・リー(ノンクレジット)

少林寺拳法を武器に強大な悪に対決するスーパーヒーローの活躍を描く。

この作品によりブルース・リーとカンフーが世界的なブームとなり、多くのフォロワーが生まれたがこの作品を最後にブルース・リーは逝去。

⑤『風吹く良き日』
“GOOD WINDY DAY”(1980/韓)

イ・チャンホ監督の風吹く良き日という映画

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監督:イ・チャンホ

パク・チョンヒ政権下に映画製作を禁じられたイ・チャンホ監督の映画界復帰第1作で、1980年代発展途上にあったソウルの街の喧騒、そこに生きる労働者の若者3人のそれぞれの青春をリアルに描く韓国ニュー・ウェーブの先駆的作品。

⑥『魚からダイオキシン!!』(1991/日)

宇崎竜童監督の魚からダイオキシン!!という映画

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監督:宇崎竜童

1979年の若松孝二監督の「餌食」をアレンジしたリメイク映画で、かつての仲間に裏切られ彼らを始めとする音楽産業に反発する熱血中年ロックンローラーの姿を描く。

⑦『悪名』
“Tough Guy”(1961/日)

田中徳三監督の悪名という映画

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監督:田中徳三

今東光の同名小説を基に、生まれ故郷の河内を追われた勝新太郎演じる着流しヤクザ八尾の朝吉と、その弟分でハンチング帽にスカジャン、話の節々に英語を挟みインテリぶるチンピラの清次とが、彼らの放浪先、出所先で暗躍するヤクザ、偽善者、権力者を退治する仁侠映画。

⑧『とむらい師たち』
“The Funeral Racket”(1968/日)

三隅研次監督のとむらい師たちという映画

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監督:三隅研次

野坂昭如の同名小説を原作に、葬儀屋という暗い題材にも関わらず、パワフルな毒のあるコメディ作品に仕上がっている。

⑨『バーバレラ』
“Barbarella”(1967/伊・仏)

ロジェ・ヴァディム監督のバーバレラという映画

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監督:ロジェ・ヴァディム

フランスでベスト・セラーとなって、世界各国に大反響を呼びおこしたジャン・クロード・フォレストのSFエロティック劇画『バーバレラ』を原作に、銀河系をめぐりながら、性的なものを含む冒険をするアドベンチャー映画。

⑩『刺青・愛・乱舞』(1986/日)

港雄一監督の刺青・愛・乱舞という映画

監督:港雄一

変態プレーやハードSMが満載の怒涛のような作品。